LogOceanは、ネットワーク機器、サーバ、セキュリティ対策機器、昨今ではIoTデバイス、 制御系システムなどのあらゆるITシステムから生成される「データ」を収集し、インデックス化することで、膨大な情報をリアルタイム&ストレスフリーで 【自由に検索・高速解析】することが可能なログソリューションソフトウェアです。
LogOceanのベースとなる「Loogle」は理化学研究所で開発された超高速ログ検索エンジンです。
理化学研究所の試験では、ログ検索ツールの他社製品と比較し、Loogleのパフォーマンスにおける優位性を確認しました。
LogOceanは使いやすいUI(ユーザーインターフェース)や解析機能を搭載しています。
高速なログ検索を実現するためには高速なインデックス化作業、高速な検索結果表示能力です。
LogOceanではLoogleエンジンによる高速インデックス化処理と最適化されたコマンド処理やブラウザUI(ユーザーインターフェース)によって検索結果をすばやく取得することが可能です。
性能試験では一般的なサーバ(※1)で1日あたり400GBものログをインデックス化し瞬時に検索可能にしています。
※1:サーバスペック CPU Xeon3.4GHz、メモリ 8GB程度
一般的なデータベースを使ったログ検索ツールではインデックスのサイズが元ログファイルの数倍~数十倍になってしまうことがございますが、LogOceanでは独自DB(データベース)の採用によりインデックスファイルのサイズを元ログファイル+α(アルファ)程度のサイズにすることが出来ました。
大規模システムでは数パーセントのサイズの違いがシステム全体のコスト設計に大きく影響します。
LogOceanはブラウザベースのシステムUI(ユーザーインターフェース)を採用。
ブラウザによりリモートからのアクセスを容易にし、運用の利便性を高めています。UI(ユーザーインターフェース)での操作は検索/システムの状態確認/各種設定などに利用します。
また豊富なオプション機能を備えていますので解析結果の表示やレポート機能などを追加することが可能です。API(アプリケーションプログラムインターフェース)にも対応していますので、別システムと連携して検索結果などのデータをやり取りすることが可能です。
LogOceanではインデックスを使った検索の他にインデックス内容を解析して利用できる機能があります。
アラート機能やレポート機能、データの振り分けなど様々な利用方法があります。解析方法は一般的なキーワードや発生頻度による抽出の他、各種アルゴリズムを利用した「ふるまい検知」や「ゆらぎ検索」をすることが可能です。
またこれらのアルゴリズムを有効に利用するためのアナリティクスサービスもご利用いただけます。
LogOceanは従来のログ検索ツールと比較して少ないシステム構成(=低コスト)で運用することが可能です。
1つのシステムで複数の機器のログをインデックス化できることはもちろん、大規模ネットワークに対応したクラスタ構成にも対応します。提供形態もアプライアンス/ソフトウェア/VM(仮想システム)と多彩でオンプレミスからクラウドまで様々なシステムに対応します。
また他社データと連携してデータ解析だけをLogOceanで行なったり、他社データをLogOceanに移行させることも可能です。
動作環境:Linux各ディストリビューション上で動作
最低必要スペック:1CPU/512MBメモリ(実際のスペックはログ量に依存)
提供形態:rpm/debパッケージ、docker Hubで提供